カフェテラスなかむら
“カレーましーん「まらじ」”の福岡カレー解析(その39)
福岡市美術館の中にある「カフェテラスなかむら」、カレー専門店ではないですが、知る人ぞ知る逸話のあるレストランです。(今回は内容がちとヤバイかも・・^^;)
店名にもありますが、ここは中村学園が経営されているお店で、カレー好きな者としての中村学園のイメージと言えば、門外不出と言われている「新宿 中村屋」のレシピを所有している学校らしい・・ という何とも羨ましいイメージなんですが、このレシピ習得には驚くべき事実が!
何でもここの創始者である「中村ハル」さんが、東京で教師をしながら夜な夜な「帝国ホテル」なんかで料理を学んでいた頃、この方 元々カレーライスなんて猫のゲロみたいで食う気がしないなんて思ってたらしいのに、噂になってた「新宿 中村屋」の純印度式カリーライスを食べて感動!(おいおい! しかもゲロって・・)
・・で、早速 作り方を教えてもらおうと交渉したが、モチロン断られる・・・(当然でしょうな~)
それでも何とか我が物にしたいと、驚くべきコネ(このレシピが、西新〔福岡市〕出身の「頭山満」さんに命を助けられ、彼の手引きで中村屋にかくまってもらい、その後中村屋の娘さんと結婚したインドの革命家「ラス・ビハリ・ボース」さんのものだと知っていた彼女は、自分と同じ西新出身という その「頭山満」さんに頼んで、お店をすっとばしボースさん本人宛てに 直接紹介状を書いてもらうという荒技)を使い 習得に成功したらしい・・(当時の日本で唯一無二の味がウリだった訳だし、一度断ったのに後からコネで厨房に入ってこられたお店の人達は、一体どう思ったでしょうね・・?)
「帝国ホテル」でも「中村屋」でも、下積みなしにコネや熱意で大切なレシピを教えてもらってたのが凄いと言うか何と言うか・・・
自分は有名店の弟子や関係者が、(営利目的や自慢のために)いとも簡単にそのレシピを公開したりしているのを見ると、同じ料理を研究している人間として内心複雑です・・・
フレンチの料理人や、伝統ある日本料理店なんかでは、料理の秘密は絶対に言わなかったりするでしょ、絶対にそれが当たり前だと思うんですよ!(同じくインド革命運動の英雄A.M.ナイルさんが始めた「ナイルレストラン」のG.M.ナイルさん(TVで有名な2代目)も、ムルギーランチのレシピは息子にしか教えないと言っていますし)
教師~その後自分で学校を始める訳ですから、職人たちが血のにじむような努力で開発&習得した料理が、見方によっては(どんなに高潔な意思だとしても)、いとも簡単に営利目的(教師だって商売ですし、学校だって企業です)でばら売りされていったという解釈もできるハズですしね。
余談でした・・(生意気言って申し訳ないですがm(_ _)m、皿洗いから始めてる人も大勢いる訳だしね~)
さあ、そのカレーがあるという噂の「カフェテラスなかむら」、メニューを見ると「エビフライカレー」と「ミンチカツカレー」の2種類、アレ!?チキンカレーじゃないの?・・ もしや裏メニュー??と思いながらも、その2種類を食べてみました。
出てきたのはビーフカレーベースで人参・玉ネギ入りの普通っぽいカレー、後味にちょっぴり(ガラムマサラ的な)スパイスの風味がする、醤油っぽい味が強いカレーでした・・・(ウマイけど、想像以上に普通でビックリ!)
彼女が到達した理想のカレー(通称「ハル式」ってヤツ)は、「中村屋」+「帝国ホテル」+αで自分の創作を加えたものらしいですが、こりゃ~どうも違うっぽいな~・・・??(中村の学生さんが習っているものと、あまりに違うっぽいので・・・たぶん)
もし(別にメニューが無く)このカレーがそうだとしたら、結局日本人が望んだのは業務用カレー缶のタイプなんでしょうね・・・(^^;)
ё福岡市美術館2F
092-714-4433
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